茨木市のERCP検査(内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査)とは?

胆管や膵管の病変を診断および治療するための内視鏡検査法

この検査は、内視鏡を用いて胆管や膵管に造影剤を注入し、X線撮影を行うことで、詳細な画像を得ることができます。

皮膚や目の白い部分が黄色くなる黄疸が出ていたり、右上腹部に強い痛みを感じる場合は、胆管や膵管に問題がある可能性があります。他にも激しい腹痛や嘔吐、発熱などから急性膵炎の疑いや、消化不良や体重減少などのさまざまな症状を引き起こす膵胆管の異常の症状がある場合、医師はERCP検査を推奨し、具体的な診断と治療のための情報を提供します。

胆石を検査で取ることも可能

ERCP検査は、胆石、胆管や膵管の狭窄や閉塞、腫瘍、膵炎などの診断と治療に使用されます。胆管内に胆石が存在する場合、これを検出し、必要に応じて除去することができます。胆管や膵管が狭くなったり閉塞している場合、その原因を特定し削除したり、狭窄部分を広げるためのバルーン拡張や、ステント(小さな管)の挿入を行うなど適切な治療を行います。

また、胆管や膵管に腫瘍があるかどうかを確認し、必要に応じて組織サンプルを採取します。さらに、膵炎の原因や状態を評価するためにも行われます。

事前説明から検査当日結果報告までの流れ

ERCP検査を受ける際の流れは事前説明から検査当日、そして結果報告までの一連のプロセスで構成されます。まず検査前に医師からの事前説明があります。この段階では検査の目的や手順、注意事項について詳しく説明され患者さんの疑問や不安に対しても丁寧に対応されます。次に検査前日の準備で、食事制限や下剤の服用などが指示されるのです。

検査当日はクリニックに到着後、再度説明を受け鎮静剤を使用する場合はその説明も行われます。検査自体は約30分から1時間程度で終了し、終了後はしばらく休憩してから帰宅できます。医師から初見が伝えられますが、詳細な結果は検査後数日以内に報告されます。

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